わんちゃんが飼い主さんと離れると吠え続けたりする行動は、もしかすると分離不安症かもしれません。
分離不安症は、時にはわんちゃんの声が枯れるまで吠え続けたりすることもあるので、心配になることも多いでしょう。
実際に我が家で飼っている愛犬も、声が枯れるまで吠え続けたこともあったので、心配になってしまう気持ちは痛いほど分かります。
そんな分離不安症対策にペットカメラを導入すると症状が和らぐんじゃないか?と思う方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、そんなペットカメラが分離不安症に効果があるのか?をご紹介していきたいと思います。
愛犬の分離不安症に悩んでいた方は是非参考にしてみてください!
目次
分離不安症とは?
まずは分離不安症が、どんなものなのかを知ることが大切です。
犬の分離不安症は、飼い主がいなくなると犬が不安やストレスを感じ、それによって犬が異常な行動をとる症状のことです。
具体的には、物を噛んで壊したり、吠え続けたり、粗相をしたり、自分の体を噛んで傷をつける自傷行為までしてしまうこともあります。
分離不安症になってしまう原因としては
- 引っ越しなどの環境の変化
- 子犬の時に長時間の留守番をしていた
- 留守番中に不安な思いをした
などがあります。
分離不安症はわんちゃんにとって精神的にも身体的にも良くないので、心配な場合にはなるべく早めに動物病院で相談してみることをおすすめします。
ペットカメラは分離不安症に効果がある?
それでは本題のペットカメラは分離不安症に効果があるのか?について解説していきたいと思います。
結論から言うと、わんちゃん次第ではあるとは思いますが、ペットカメラで話しかけても分離不安症にはあまり効果がないように思います。
というのも、我が家で飼っている愛犬をペットカメラで見ていた際に、分離不安症の典型的な行動をとっていたので、ペットカメラを通して話しかけたりしていましたが、吠え続けたり、ドアを引っ掻いたりといった行動をやめることはありませんでした。
ペットカメラを通して話しかけると、不思議そうな顔をして声の出所を探したりといった行動をするのですが、とにかく不安な気持ちが強いようで、すぐに吠え始めることがほとんどです。
またペットカメラから出る音声を「飼い主さんが話しかけている」といった認識をしているようにはあまり感じず、逆に不安を煽ってしまっているかもしれないと思うこともありました。
ただ、これに関してはわんちゃん次第な所もあるので、賢い子であれば、飼い主さんが話しかけているという認識をする子もいるかもしれません。
大切なのは分離不安症に気付いてあげることで、ペットカメラが無ければ気付いてあげられなかったかもしれないと思うと、設置してよかったと思います。
分離不安症の愛犬のためにしてあげたこと
実際に私が分離不安症の愛犬のためにしてあげたことをご紹介したいと思います。
少しずつ留守番するトレーニングをしてみる
犬が分離不安症になる原因の一つに、飼い主さんが帰ってこないんじゃないか?と思ってしまうことが考えられます。
留守番中にずっとそんなことを考えてしまうのも、犬にとっては大きなストレスなので、とにかくそう思わせないことが大切だと思います。
具体的なトレーニング方法としては、外出するフリをして外に出ます。はじめは数秒後には帰宅して何事もなかったように過ごします。
徐々に外出の時間を伸ばしていき、1人で留守番をすることに慣れさせます。
このトレーニングで飼い主さんは必ず帰ってくる!と思わせるように根気強く続けることが大切です。
帰宅した時に構いすぎない
外出先から帰宅した時に構いすぎないことも大切です。
帰宅時に構いすぎてしまうと、1人で過ごしていた時との差が激しくなってしまうので、余計に留守番が苦痛になってしまいます。
帰ってきた時にわんちゃんが寄ってきても、そっけない態度で対応するくらいでもいいかもしれません。
愛犬に気付かれないように外出する
外出する時に気付かれてしまうと、それが分離不安になってしまうスイッチになりかねません。
外出する時はなるべく静かに外出して、気付いたら飼い主さんがいなかったと感じる状況にできればいいでしょう。
また外出する前にコングなどのおもちゃに犬が好きなおやつを入れて置いてあげたり、ノーズワークマットという嗅覚を使っておやつを探すおもちゃを置いてみるのもおすすめです!
テレビなどをつけたままにする
留守番中に外の音が聞こえたりすると、わんちゃんは不安になってしまうので、なるべく外の音が聞こえないようにテレビやラジオ等をつけて外出するようにします。
わんちゃんがリラックスできるような音楽をかけておくのもいいでしょう。
またインターホンの音もわんちゃんが不安になってしまう要因の一つなので、音が出ないようにしてあげるといいと思います。
ペットカメラを設置した
私の場合は、ペットカメラを使用していたことで愛犬の分離不安症に気付くことができ、適切な対応をとることができました。
またペットカメラを設置することで分離不安症だけではなく、留守番中の様子をいつでも見ることができるので、とても安心して過ごせるようになり、本当に買って良かったと思います!
ペットカメラについて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみて下さい!
まとめ
犬の分離不安症とは、飼い主がいなくなると犬が不安やストレスを感じ、それによって犬が異常な行動をとる症状のこと。
ペットカメラで話しかけることで分離不安症に効果がありそうな気がしますが、分離不安症のわんちゃんは思ってる以上に不安を感じているので、ペットカメラで話しかけても安心してくれるとは限りません。
効果はわんちゃん次第ですが、ペットカメラで話しかけることで不安を煽ってしまうようであれば、見守るだけにしてあげた方がいいでしょう。
分離不安症のわんちゃんには、その子に合った対処法を見つけてあげて、対処してあげることが大切です。
離れていても、いつでも一緒。【Furboドッグカメラ】