愛犬の無駄吠えに悩んでいたりしませんか?
外に人の気配を感じると吠え続けたり、インターホンがなると吠え続けたりなど、ご近所さんの迷惑になるような吠え方をする子もいることでしょう。
留守番中にも吠え続けたりする場合は、分離不安という不安障害の可能性も。
とにかく無駄吠えをすることは、周りに迷惑をかけてしまうことはもちろん、愛犬にとっても良くないことなので、できれば吠えないような環境にするのが理想です。
そこで今回は、愛犬の無駄吠えをする原因と対処方法をご紹介していきたいと思います。
ペットカメラの会話機能を使って注意をするのが無駄吠えに効果があるのか、実際に試して検証していますので、そちらも是非参考にしてみてください!
目次
犬が無駄吠えをする原因
犬が吠える行為には様々な原因がありますが、犬にとってみれば吠える行為には意味があり決して無駄吠えではありません。
わんちゃんが何を訴えているのかを分かってあげたうえで、それに応じた対応をとることが大切になってきます。
また吠え続けるのは近所に迷惑をかけますし、犬にとっても良くありません。
まずは犬が無駄吠えをしてしまう原因を見ていきたいと思います。
①警戒をしている
犬は縄張り意識が強く、家(自分の縄張り)に入ってこようとする人は敵とみなし、吠えて排除しようとします。
例えば、
- 来客でインターホンが鳴った時
- 外で物音がした時
など、自分の縄張りに入ってこようとする者がいれば、排除しようと吠え続けます。
しばらく吠え続けて人の気配がなくなると、自分が吠えて帰らせた!と思い込み、また次回も吠えようとします。
②興奮している
犬が嬉しさのあまり興奮してしまって吠えてしまうことがあります。
興奮してしまっている時に飼い主さんまで落ち着きを無くしてしまうと、犬は余計に興奮してしまいますので、まずは飼い主さんが冷静になり対処することが大切です。
③何かを要求している
わんちゃんは吠えること以外でも、目線を送ったりなどして、飼い主さんに要求を伝えようとしますが、最終的に気付いてもらえない場合は吠えて要求を伝えようとします。
例えば
- ケージから出してほしい
- 寂しいからかまってほしい
- おなかが空いたので、ごはんがほしい
- 散歩に行きたいから吠える
など、何かを要求している時に吠える行動をとるのですが、このような要求吠えに飼い主さんが応えてしまうと、犬は「吠えると要求を聞いてくれる!」と思い込むようになってしまいます。
要求吠えをする前の段階で、何かを訴えかけていることに気が付いてあげれるようになれれば、わんちゃんにとっても良いでしょう!
④分離不安かも
分離不安とは、飼い主さんがいなくなるとずっと吠え続けたり、家の中でも粗相をしたり、家の中を荒らしたりなどの問題行動を起こすようになる「不安障害」の1つです。
分離不安のわんちゃんは、留守番中の不安やストレスから、多くの時間で吠え続けてしまいます。
飼い主さんがいなくなった留守番中に吠えたり、問題行動をとったりするので、愛犬が分離不安ということに気付いていない方も意外と多いのではないかと思います。
分離不安のわんちゃんは、不安から想像以上のストレスを受けていますので、普段から行動をよく観察したり、ペットカメラなどを設置して気付いてあげることが大切です。
無駄吠えの対処方法
それでは実際に、無駄吠えへの対処方法を見ていきたいと思います。
①警戒吠えへの対処方法
自分の縄張りを守ろうとして警戒吠えをするわんちゃんには、外の様子が分からないようにするのがおすすめです。
具体的には、テレビやラジオ等をつけることで、外から聞こえる音を聞こえなくしたり、窓の外が見えないようにしてみるといいでしょう!
来客が来てインターホンが鳴った時に吠えるわんちゃんには、クレートトレーニングで吠えないようにしつけます。
クレートトレーニングとは、わんちゃんを入れるクレートに、飼い主さんからの呼びかけで入るようにしつけることで、わんちゃんにとって安心できる場所を与えるトレーニングのことです。
クレートトレーニングができるようになっていれば、インターホンが鳴った時でもクレートに入れて落ち着かせることができます。
ただしクレートトレーニングをする場合は、わんちゃんを無理矢理クレートに入れないように気をつけ、クレートを嫌な場所と思わせないようにすることが大切です。
②興奮吠えへの対処方法
犬が興奮して、むやみやたらに吠えていたら、飼い主さんは構ってあげるのではなく、落ち着くまで待ってあげてください。
遊んでいる時にエスカレートして興奮吠えする場合は、吠え始める前に遊びをやめて吠えさせないようにすることが大切です。
とにかくわんちゃんが興奮しそうな時には、落ち着かせることを心掛けるといいでしょう。
③要求吠えへの対処方法
可哀想と思ってしまうかもしれませんが、要求吠えをしている時は無視をして、要求に応えないようにしましょう。
もちろん要求吠えをしている時に、おやつやおもちゃなどを与えてしまうのもNGです。
要求吠えに一切応じないといった毅然とした態度でいることが大切。
吠えるのをやめてお利口になったら、褒めてあげるのも忘れないであげてください!
④分離不安への対処方法
分離不安の対処方法としては、わんちゃんが1人で過ごす時でも不安を感じさせず、安心して過ごせるような環境作りが大切です。
まずは、安心して過ごせるための場所を作ってあげるといいでしょう。
例えば、ケージの中を安心して過ごせる場所としてしつけをしたり、クレートトレーニングをして、クレートの中は安心して過ごせる場所だと思わせるようにするのも効果的です。
わんちゃんが1人で過ごす時に少しでも楽しんで過ごせるように、ノーズワークマットといったアイテムを置くのもいいかもしれません。
ノーズワークマットとは、犬が嗅覚を使って遊ぶことができるように作られたアイテムのことで、飼い主さんが隠したおやつを探して遊ぶおもちゃです。
おやつが好きな子や、遊ぶことが好きな子であれば、夢中になって遊んでくれます!
また、わんちゃんと一緒に過ごす時に構いすぎないようにし、1人で過ごすことに慣れさせることも必要です。
飼い主さんと過ごす時に構いすぎると、離れた時の反動が大きくなってしまいますので、構いすぎるのもよくありません。
分離不安の症状がひどい子になると、自傷行為をしたりすることもあるので、心配であれば病院に連れて行ってあげることも検討してみてください。
ペットカメラは効果がある?
それでは実際に、ペットカメラで注意をする声が無駄吠えに効果があるのか?を解説していきたいと思います。
効果があるかどうかは、わんちゃん次第なのですが、結論から言うとペットカメラは警戒吠えや興奮吠えには、あまり効果がないようにも感じます。
我が家でも、愛犬が吠えている時にペットカメラの会話機能を使って叱ってみたりするのですが、警戒吠えや興奮吠えのような興奮状態の時に叱っても、まるで聞く耳を持ってくれません。
イタズラをしている時などに叱るとやめてくれることもあるのですが、興奮状態の時には叱ってもほとんど意味がないという結果に。
ペットカメラを通して叱ったとしても、わんちゃんには飼い主が叱っているとは認識してないように感じました。
とはいえ、興奮状態じゃない時のイタズラを注意するとやめてくれることも多いので、これに関してはわんちゃんの聞き分けの良さ次第かなと思います。
ペットカメラを設置すると、留守中に無駄吠えしているのかどうかも分かりますし、要求吠えをしていたり、分離不安の症状が出ていないかも知ることができるので、おすすめであることに違いはありません!
ペットカメラについて詳しく知りたい方は、こちらの記事でご紹介していますので参考にされてみて下さい。
まとめ
わんちゃんが無駄吠えをする原因としては
- 警戒吠え
- 興奮吠え
- 要求吠え
- 分離不安
といったところが主な原因です。
警戒吠えにはテレビなどをつけて外の様子を分からなくしたり、クレートトレーニングで安心できる場所を作ってあげるのが効果的です。
興奮吠えには、飼い主さんが落ち着いて対応することが大切で、わんちゃんが興奮しそうなタイミングを見極められるようになるといいかもしれません。
要求吠えには可哀想と思わず、無視をして構わないように気をつけましょう。
要求吠えをしている時に構っていると、吠え癖がついてしまうので、根気よく続けてみてください。
分離不安の場合は、わんちゃんが1人でも安心して過ごせるような環境作りが大切です。
ノーズワークマットといったアイテムを使って、わんちゃんが楽しいと思える空間を作るのもいいでしょう!
ペットカメラを使うと無駄吠え対策になるのか?の答えは、警戒吠えや興奮吠えなどの興奮状態のわんちゃんには、ペットカメラで叱ってもあまり聞いてくれないでしょう。
とはいえ、興奮状態ではない時のイタズラ等には効果があることも多いので、わんちゃん次第のようにも思います。
無駄吠えにはあまり効果がないペットカメラですが、留守中の見守りや、吠えているかどうかを知るにはピッタリのアイテムなので、是非おすすめしたいです。
みなさんもペットカメラを使って、吠えていないか、何かを訴えていないかを分かってあげるとわんちゃん達も喜んでくれることでしょう!